IETF113に参加するためにウィーンに2年ぶりの海外出張!
日曜日に到着して、一番最初にしたことは、ウィーンの街を、あてもなく、ただただ歩くことでした。数年ぶりの、大好きなヨーロッパ。
「私、いま、本当にヨーロッパの空気を吸っているんだ・・・!」 と、一人で勝手に感動していました。
そして、ヨーロッパっぽい写真を撮りたくて、頑張ったのですが、どれが一番ヨーロッパっぽいか投票をお願い致します(笑)
ヨーロッパっぽい写真候補①
ヨーロッパっぽい写真候補②
ヨーロッパっぽい写真候補③
街の感想
久しぶりのヨーロッパ。気づきを少しだけ綴ると…
- 根強いタバコ分化。電子タバコよりも従来型のタバコの方が見た気がします。街のあちこちにタバコ用のスタンドがあり、これなんだっけと一瞬考えるくらい見なくなったなあと。
- 根強い自転車文化。自転車専用のところを歩かなくなるまで、自転車の方に「邪魔だ」と数回言われました。
- 電気スクーターでどこでも回れる素晴らしさ。アメリカにいると忘れていました。
- ドイツ車の優位性。BMW,の多さよ。Toyota頑張れ。
- ところどころ、桜の木がぽっつり咲いていて可愛かったです。
そして、この写真は、桜ではなく、マグノリアです(笑)
ごはん編
- コーヒー
量が少ない(笑)私がアメリカサイズに慣れてきたせいか、コーヒーが圧倒的に小さいカップに入れてでてきてびっくりした。
イギリス人の友達にAmericanoをお願いしたらダブルエクスプレッソが出てきてこれまたびっくり。エクスプレッソが基本的らしい。。。
私は最近、コーヒー=朝ごはん代わりという認識だったのが、こっちの人は明らかにコーヒー=一瞬で起きるためのもの、という認識みたいですね(笑)
アップルストウルーデルとコーヒー。量の少なさにご注目を。
- 郷土料理
お肉がメイン。
レストランで、現地出身の同僚に「伝統的なものを」をお任せしたら、でっかいお肉(シュニッツェル)が出てきて、「野菜・・・」と内心思ってしまう私でした。
古くからあるレストランでは、ベジタリアンオプションがほぼなくてびっくり。若者の何割がベジタリアンかわからないですが、だいぶ郷土料理離れが進んでいくのではないでしょうか。。
ちなみに、ベジタリアンオプションとして、細かくちぎったパン生地にチーズをかけたモノがあり、(名前はわからないです、ごめんなさい・・)説明に困った同僚が、「オーストリア版マック・アンド・チーズ」といったところ、周りにだいぶ怒られていました(笑)
グラーシュはロシアでも人気の料理です。
+ タルタル。全然オーストリア料理じゃないのですが、フランスで私が一番好きな料理(笑)
IETF113
仕事は?と思ったあなた。ご心配なく、毎日朝の2時くらいまでしていました。現地会議+普段の業務+NGO+現地観光となると、普段よりもきつくなるんですよね・・・
IETFではおもにOAuhWGをカバーしていました。
- Confidential ClientとPublic Clientの二択じゃないよね、というお話
- Step-up authenticationどうする、というお話
- Cross-device Securityどうする、というお話
- DPoPさんをWGLCにしてもいいよね、というお話
が簡単なサマリですかね。
廊下での会話で、OAuth Token Exchangeに関する大きな発見があったのが、個人的には収穫。
では、オーストリアの魅力に戻りましょう。
Belvedere美術館
18世紀のお城。ヨーロッパ標準では「新しめ」。第2次世界大戦後のオーストリアの独立宣言が署名された場所でもあります。
バロックスタイルの庭がとてもきれいでした。庭を歩いていると気づかないのに、お城の中から庭を見下ろすと、模様が浮かび上がってくる仕組みになっていて、よくできているなと思いました。
中は美術館になっていて、Klimtの有名な絵がいくつも飾られています。 「The Kiss」には心から感動しました。言葉にならないのですが、なんかすごく深くて… せっかくなので、ARアプリで撮った動画をご鑑賞ください!
Embedded content: https://youtube.com/shorts/zy-EXEPyTbw
Spanish Horseriding
ヨーロッパで最も古いSpanish Horseridingのステージで鑑賞。(Spanish Horseridingに関する日本語の解説記事があまりなくてびっくり)
私は、馬がとにかく好きで。実は、東京オリンピックではじめてコントーションを観てからなかなかハマっていたのです。
写真・動画NGなのでこちらの一枚のみで。。
- ショーは5部構成(以下の動画がまさに鑑賞したものです!)
- 6名の馬使いが基礎を披露
- 5名の馬使いがジャンプなど、最も難しい技を披露。観客も一番盛り上がっていました
- 8名の馬使いがChoreographyを披露。「白いバレエ」とも呼ばれるらしい。個人的に一番好きな部。あまり言葉にならないのですが、馬がシンクロしていてすごかった
- 1名の馬使いが一人ですべてのトリックを披露。なにか特別なとても難しい馬の乗り方をしていたらしい
Embedded content: https://www.youtube.com/watch?v=r8ktmC5pTvU
Schönbrunn Palace
ハプスブルク家の夏の離宮。オーディオガイドかツアーガイドが一緒じゃないと入れないというよくできている仕組み。
女帝マリア・テレジアに関する逸話が数多く残っていました。
彼女は、16人子供がいたのですが、子供一人あたり10部屋必要ということで、子供部屋だけで160部屋あるお城。ちなみに16人は、その時代の基準では、決して多くなく、平均らしいです。
19年間で16人を産むとなると、ほとんどの時間を妊娠して過ごすため、部下がベッドを王座に仕立てたそうです。。
モーツァルトが実際に参加したわけではないのに、モーツァルトがいたほうが良いからという理由で、モーツァルトが描き足された絵画や(19世紀のPhotoshopらしいですw)、
写真がなく、肖像画で求婚する時代に、16人もこどもがいると大変だからという理由で、長女・長男の肖像画を他の子ども分使いまわしていたという話や、
お嫁に行くはずだった娘が結婚式前に亡くなった場合は、(どうせ長女の会ったことがないから)次女がお嫁にいった話など
ガイドがいないと聞けない話が面白かったです!
ナポレオンがウィーンを占領したときにHeadquartersとして使った部屋があり、ナポレオンが歩いたことのある部屋に自分がいると思うと感慨深くて。
モーツァルトのコンサート
モーツァルト自身が演奏したといわれる、50名程度しか入らない、一部屋のようなコンサートホールで聴いてきました。
ほとんどがご年配の方々で、20代としての日曜夜の過ごし方を間違えたかなと思いましたが、とても楽しめました!
Albertina美術館
行く予定がなかったのに、印象派とムンクの絵(はい、ムンクの叫びで有名なムンクです。)が収納されていると知って、無理やりスケジュールに詰め込んだ美術館。最高でした。
印象派→Fauvism→Pointilism->The Bridge->Russian Avant-Garde->Surrealism->Picassoの流れが改めて文化史の勉強になりました。
ロシアのAvant-Gardeが個別に取り上げられているのは今まで他のどの美術館でも見たことがなかったので、驚きました。よくよく考えると、どうしてなのでしょうね。欧州側の意図的な排除なのか、ロシア側があまり輸出しなかったのか。
Pointilismの部屋。2周しました。ひたすらたたずんでいました。
ムンクの傑作。このポーズ練習しようかしら。
ムンクにInspireされたWarholの作品。左の女性の周りを精子が泳いでいるらしいのですが、これは完全にWarholの解釈です。
ソ連軍への記念碑
ウィーン街の中心には、「ヨーロッパの自由と独立のためにナチスと戦ったソ連軍を永遠に称える」と刻まれている、ソ連軍への記念碑がありました。
ウクライナの国旗色に塗られた壁を前に、オーストリアの中心に刻まれたこの言葉が今起こっている戦争の悲劇を象徴している気がしました。
Embedded content: https://youtube.com/shorts/Vyd-MTkEI0c
トルストイという名のレストランもありました!この写真が一番おしゃれかも!
404
問題です!左の男性は、なんの写真を撮っているでしょうか!ヒントは、このセクションのタイトルです。
(そう、なびいている、黒い…)